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住友金属鉱山(5713)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

住友金属鉱山はその名のとおり国内外に多数の鉱山を持つ企業。

非鉄金属を主力とした資源採掘や金属製連を手掛けています。

そんな住友金属鉱山へ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、直近の売上状況や配当金、株主優待などはどうなっているのでしょうか。

そこで今回は住友金属鉱山の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

住友金属鉱山(5713)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

住友金属鉱山(5713)の株価分析

住友金属鉱山の事業内容

住友金属鉱山の主力事業は非鉄金属と電子材料です。

また、住友金属鉱山はその2つを主力としながら事業を「資源」「製錬」「材料」の3つのセグメントへ分けています。

資源は国内外の非鉄金属資源の探査、開発、生産、販売を行うセグメント。

製錬は資源部門から調達した原料を金属に製錬して販売するセグメントです。

そして、材料セグメントは主に電子機器製造に必須の材料を製造販売しています。

住友金属鉱山が扱う主な非鉄金属は「銅」「ニッケル」「金」。

特にニッケルは電気自動車やスマホなどに使われる電池に必須の資源。

今後よりいっそう住友金属鉱山の主力となっていくでしょう。

なお、住友金属鉱山はかつて宝飾品の小売や住宅など多角経営をしていました。

たとえば事務サポートのキンコーズなどは以前は住友金属鉱山の事業のひとつでした。

しかし、子会社であるJCOの臨界事故を契機に原点回帰。

キンコーズや宝飾品部門は外部へ譲渡され、結果として現在のような非鉄金属事業へ注力するにいたりました。

一度大胆に事業構造を見直したという経緯は株価分析の際にはある程度ポジティブに評価して良いのではと思います。

住友金属鉱山の売上の状況

住友金属鉱山の2020年3月期の通期連結売上高は8,726億円。

そこから各種経費などを引いた経常利益は790億円です。

また、2021年3月期の売上については前期比4.3%減の8,350億円を見込んでいます。

これは言うまでもなく、新型コロナウィルスの影響が多大です。

また、それだけではなく資源価格の下落もまた住友金属鉱山の業績を押し下げています。

もっとも、これはそれほど悲観的な状況ではありません。

現状、すでにどうやニッケルの価格は新型コロナウィルス以前の水準まで戻しています。

また、経済活動が回復するにつれて材料事業の売上も回復する見込みです。

油断はできませんが、住友金属鉱山の今後はそれほど暗くはないでしょう。

ちなみに、一般的に世界経済が不安定化すると金の価格は上昇する傾向にあります。

そして金の価格上昇は当然ながら住友金属鉱山の売上を底上げします。

事実、このコロナウィルス禍においても住友金属鉱山は金価格上昇でその他の資源価格下落による損失をある程度カバーできています。

株式投資においても同様の理由から金は非常に相性の良い金融商品です。

株だけではなく色々な商品へ分散投資したい人はこういった様々な金融商品の性質をおさえておくことをおすすめします。

住友金属鉱山の資産状況

2020年6月期における住友金属鉱山の総資産は1兆7,191億円。

自己資本比率は57.6%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に健全であると判断される指標です。

住友金属鉱山の自己資本比率57.6%は十分に高い数字です。

資産状況を株価分析で憂慮する必要はないでしょう。

住友金属鉱山の株価分析

住友金属鉱山の株価はすでに新型コロナウィルス以前の水準まで戻しています。

ただ、それ以前は下落トレンドだったことを考えると今後の先行きは予測しづらいところです。

とはいえ、この状況下でも着実に株価が回復していることは高く評価できるかと思います。

今後の期待も含めて投資するのも決して悪くはないのではないでしょうか。

ただ、住友金属鉱山はグローバルに展開する企業です。

それゆえ為替レートの変動が業績に大きく影響します。

住友金属鉱山は直近の来期売上予測に際して為替レートを1ドル=107円を想定していますが、これはやや楽観的な印象です。

したがって為替動向によっては業績の下方修正も十分にありえます。

住友金属鉱山へ投資するときは為替レートについては特に注意しておきましょう。

住友金属鉱山(5713)の配当金

住友金属鉱山の予想配当金は59円。 投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.6%です。

この配当金の利回りは平均的かそれよりも少し低めの数字です。

ただこれは新型コロナウィルスの影響による配当金の減額が響いています。

たとえば2020年の住友金属鉱山の配当金は73円でした。

事態が収束すればふたたび配当金も増額すると期待して良いでしょう。

住友金属鉱山(5713)の株主優待

住友金属鉱山に株主優待はありません。

資源という事業内容を考えればこれも仕方のないことでしょう。

かつてのように宝飾品事業部があれば話しは違ったかもしれませんが、宝飾品事業部はすでに外部へ売却されています。

今後も住友金属鉱山に株主優待は期待しないほうが良いでしょう。

ちなみに、宝飾品の株主優待が貰いたい人はヨンドシーホールディングスがおすすめです。

ヨンドシーホールディングスはそのまま4℃のブランドを展開する宝飾品メーカー。

保有株数に応じて自社のジュエリーが貰えます。

住友金属鉱山(5713)の株価分析を競合他社と比較

住友金属鉱山の競合他社としてここでは三井金属鉱業と三菱マテリアル、そしてDOWAホールディングスの株価分析と比較してみましょう。

まずは三井金属の株価です。

三井金属鉱業も住友金属鉱山と同じく非鉄金属の大手。

自動車部品用の資源などが主力です。

株価は新型コロナウィルス以前の水準まで戻していますが上値は重い印象。

やはり自動車業界の経済活動の回復が本格化するまでは値動きもしづらいのでしょう。

次に三菱マテリアルの株価です。

三菱マテリアルもまた自動車向け資源が重要な事業のひとつ。

想定を超える苦戦の結果、株価の回復も遅れています。

三井金属鉱業、三菱マテリアルの両者ともに住友金属鉱山の代わりにはしづらいでしょう。

最後にDOWAホールディングスの株価を見てみましょう。

DOWAホールディングスは資源関連株と言ってもリサイクルの側面が強い銘柄。

とはいえ、住友金属鉱山と同じく製錬事業もまた主力です。

株価についても比較的住友金属鉱山と似た値動きをしています。

株価の単価も3,500円程度とほぼ同じ。

一方で配当金利回りは2.55%とやや高めです。

業態が違うため完全に代替銘柄とはいきませんが、住友金属鉱山の代わりに投資するのも悪くないでしょう。

住友金属鉱山(5713)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

住友金属鉱山の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

直近の売上状況は芳しくないものの株価は持ち直しの動きが見られます。

高値感もないため中長期的には今は良い買いのタイミングと言えそうです。

また、住友金属鉱山には株主優待はないものの、一応それなりの配当金は貰えます。

短期的にすぐ値上がりは難しいとは思いますが、配当金を貰いつつ中長期で値上がりを待つには悪くない銘柄と言えるのではないでしょうか。