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住友商事(8053)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

住友商事は5大商社と呼ばれる大手商社の一角をなす企業。

そんな住友商事へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、住友商事の株価分析の結果は投資に値すると言えるのでしょうか。

また、売上の状況や配当金、株主優待の有無も気になるところではないでしょうか。

そこで今回は住友商事の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

住友商事(8053)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

住友商事(8053)の株価分析

住友商事の事業内容

住友商事は住友の名を冠する旧財閥系の総合商社です。

ただ、商社というとどういった仕事をしているのかイメージできないという人も多いかと思います。

商社の仕事はひとことで言ってしまえば貿易です。

しかし、住友商事のような総合商社の仕事は輸出入やその仲介だけにとどまりません。

総合商社の場合は貿易に加えて、現地企業への投資やコンサルティング、輸出入に関わる保険まで幅広い事業を手掛けています。

また、ひとくちに総合商社と言っても得意とする事業領域は企業によって異なります。

たとえば、三菱商事は石油・化学、三井物産は鉄鉱石と原油が得意領域です。

対して住友商事は比較的バランスの良い総合商社と言えます。 住友商事の主な事業セグメントは「金属」「輸送機・建機」「インフラ」「メディア・デジタル」「生活・不動産」「資源・化学品」。

これらをバランス良く手掛けています。

住友商事は「石橋を叩いても渡らない」と呼ばれるほどの慎重な経営が大きな特徴です。

そういった姿勢が事業ポートフォリオにも表れている結果と言えるでしょう。

住友商事の売上の状況

住友商事の2020年3月期決算の売上高は5兆2,998億円。

そこから各種経費や税金などを引いた当期利益は1,713億円です。

新型コロナウィルスの影響による売上減少に加え資源価格の低迷も売上に対して大きなマイナスとなっています。

全体的に住友商事を取り巻く経営環境は厳しいものと言わざるを得ません。

事実、住友商事は2021年3月期の通期売上予測を1,500億円の「赤字」としています。 ただ、この売上予測もまた住友商事の「石橋を叩いても渡らない」という慎重姿勢のひとつかもしれません。

それほど大きくネガティブな評価をする必要はないでしょう。

住友商事の資産状況

2020年6月期における住友商事の総資産は7兆9,524億円。

そのうち株主資本と資本金等が占める割合である自己資本比率は31.3%です。

自己資本比率とは企業の財務的な健全性をはかる一般的な指標。

高いほど健全であると判断されます。

住友商事の31.3%という自己資本比率は大手総合商社の中ではやや低めです。

とはいえ、業界全体として見ればまったく問題のない数字です。

そもそも、総合商社は投入した多額の資金を長い時間をかけて回収していくというビジネスモデルです。

そのため自己資本比率も他業種にくらべて低めとなるのが普通です。

株価分析の際に住友商事の自己資本比率の低さを不安視する必要はないでしょう。

住友商事の株価分析

住友商事の株価は新型コロナウィルス流行を契機に一気に急落。

その後に回復の動きもありましたが、その勢いはまだ強くありません。

ただし、下落トレンドは一服した印象です。

なにかしらの好材料が見つかればふたたび株価上昇へ転じる可能性も低くはないでしょう。

5年というスパンで見ても現在の住友商事の株価は低すぎる印象です。

短期的には株価1350円、中長期では1,600円くらいが妥当な株価ではないかと思われます。

住友商事(8053)の配当金

住友商事の予想配当金は70円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは5.7%です。

これは配当金の利回りとしてはかなり優秀な数字です。

また、現在の住友商事の株価が1,200円程度と廉価であることも大きなメリットです。

住友商事の最低売買単位は100株。

したがって十数万円もあれば投資できる計算です。

この金額ならば、はじめて株式投資をする人でも気軽に投資できるのではないでしょうか。

住友商事(8053)の株主優待

住友商事に株主優待はありません。

とはいえ、住友商事の配当金が手厚いことは先に触れたとおりです。

株主還元としては配当金だけでも十分と言って良いでしょう。

ただ、どうしても株主優待を貰ってみたいという人もいるかもしれません。

そのような人は総合商社ではなく一般消費者向けの製品を扱う企業へ投資しましょう。

とくに家電量販店や百貨店、スーパーなどの株主優待はのきなみ手厚い内容なのでおすすめです。

住友商事(8053)の株価分析を競合他社と比較

住友商事の競合他社としてここでは三菱商事と伊藤忠商事、そして三井物産の株価分析と比較してみましょう。

まずは三菱商事の株価です。

三菱商事は住友商事と同じく資源や機械に強い総合商社。

そのせいか株価の動きも住友商事とよく似ています。

配当金利回りも5.45%と住友商事と同等。

代わりというよりは二者択一になる銘柄と言えるでしょう。

次いで伊藤忠商事の株価を見てみましょう。

住友商事とは違い、伊藤忠商事の強みは食料品や繊維領域。

そういった違いだけに由来するわけでもありませんが伊藤忠商事の株価は住友商事とは対照的。

すでに新型コロナウィルスの影響を脱して年初来高値の株価を更新しています。

若干の過熱感も見られますが高値づかみを恐れないのであれば有望な投資先と言って良さそうです。

最後に三井物産の株価です。

三井物産の強みは金属と原油。

足元の業績も悪くないため、住友商事の代わりに投資するのも悪くないでしょう。

ただし、三井物産の株価は中長期で見ても2,000円がひとつの壁になっています。

このラインを突破できるかどうかで今後の流れも変わってくるでしょう。

ここまで見てきたように、同じ総合商社であってもどの分野を得意とするかで値動きにいくらかの違いがあります。

住友商事以外の商社へ投資する際にはそういったメインマーケットの違いには注意しておきましょう。

ちなみに、住友商事を含む5大商社には投資の神様として有名なウォーレン・バフェットも投資しています。

そしてウォーレン・バフェットの投資スタイルは長期保有。

総合商社へ投資する人はウォーレン・バフェットにあやかって長期保有を前提とすると良いかもしれません。

住友商事(8053)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

住友商事の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については厳しい売上状況を反映して重い足取りです。

新型コロナウィルスが流行する以前の水準へと戻るまでにはいましばらくの時間がかかるでしょう。

ただ、中長期的に見れば現在の住友商事の株価はかなり割安です。

また、株主優待こそないものの非常に手厚い配当金は大きな魅力です。

総じて、住友商事は長期保有前提であればたいへん大きなリターンの期待できる銘柄と言って良いでしょう。