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スズキ(7269)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

スズキは軽自動車に特化した自動車メーカーです。

日頃スズキの軽で通勤・通学しているという人も多いことでしょう。

そんなスズキへ投資してみたいという人も少なからずいるはずです。

しかし、新型コロナウィルスの影響によりスズキの売上はどの程度の打撃を受けたのでしょうか。

それらは株価分析に反映されているのでしょうか。

あるいは配当金の減額や株主優待の廃止などの影響は出ていないのでしょうか。

そこで今回はスズキの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

スズキ(7269)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

スズキ(7269)の株価分析

スズキの事業内容

スズキの事業内容は自動車販売。

中でも軽自動車が主力です。

スズキと言えばバイクというイメージをお持ちの人も多いかもしれません。

しかし、事業規模で言えば二輪車はスズキの売上の1割にも達していません。

株価分析の際には軽自動車の売上に注視しておけば十分です。

ただその際は国内ではなく世界へ目を向けるようにしましょう。

スズキの自動車事業の売上高は6割以上が海外だからです。

とくにインドはスズキのグローバル事業の主力であるため重点的に目を向けておきましょう。

ちなみに、インドにおけるスズキ車のシェアはほぼ半数です。

これはインドで走っているクルマの2台に1台がスズキ車ということですから驚きです。

スズキの売上の状況

スズキの2020年3月期の連結売上高は3兆4,884億円。

そこから経費などを引いた経常利益は2,454億円です。

また、2021年第1四半期の売上高は前年同期比で53.1%減の4,253億円となっています。

これは新型コロナウィルスの影響により世界的に自動車販売が落ち込んだことが理由です。

特にインドの感染拡大はいまだ収束する気配が見えません。

それゆえ、スズキの第二四半期以降の売上高も厳しい数字が出ることと予想されます。

なお、一般的に海外売上比率の高い企業にとって円高は逆風となります。

しかし、スズキは販売だけではなく製造もインドが主力であるため円高によるダメージは軽微です。

スズキに関しては一般的な輸出企業と同列に考えないように注意しましょう。

スズキの資産状況

2020年6月期におけるスズキの総資産は3兆5,946億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合である自己資本比率は41.3%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性を表す指標。

スズキの自己資本比率41.3%は決して悪くはない数字です。

株価分析の際に財務的な不安を織り込む必要はないでしょう。

また、スズキの筆頭株主はトヨタ自動車です。

そういった意味でも財務的な部分では一定の安心感があると見て良いでしょう。

スズキの株価分析

スズキを取り巻く経営環境が厳しいのは先に触れたとおりです。

しかし、市場はすでに回復をある程度織り込んでいるようです。

実際、スズキの株価はすでに新型コロナウィルス流行以前の水準にまで戻しています。

そのため割安感は今ひとつと言わざるを得ません。

ただ、インドという膨大なマーケットにはまだまだ大きな可能性があるはずです。

今後のさらなる株価上昇を期待して今のうちに投資しておくという手も十分に考えられるでしょう。

なお、10年という長期で見るとスズキの株価は7,000円がひとつの壁です。

中長期で投資する人は6,000円と7,000円をひとつのマイルストーン(中間目標)とすると良いでしょう。

スズキ(7269)の配当金

スズキの予想配当金は60円~85円。 投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.28%です。

これはやや控えめな数字と言わざるを得ません。

実際、スズキは中期経営計画で配当金よりは成長投資を優先すると明記してきました。

具体的には利益の15%を配当金に回すことを目標とするとしています。

これは他の企業にくらべると明らかに消極的な配当金です。

2020年度以降の経営計画は不明ですが、昨今の経済動向を考えると今後もしばらくはこの方針が続くと思われます。

配当金に関してはあまりスズキには期待しないでおきましょう。

ただ、次に詳しく解説しますが、自動車メーカーには珍しくスズキには株主優待があります。

そちらもあわせて考えると意外と悪くない利回りと言えなくもありません。

スズキ(7269)の株主優待

スズキの株主優待は静岡茶2本セットです。

なぜ自動車販売のスズキがお茶、と疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

これはスズキの本社が静岡県にあることが理由です。

ところで、以前はスズキの株主優待はハンガリー産の蜂蜜とドイツの岩塩でした。

この蜂蜜の株主優待を楽しみにスズキへ投資していた人も少なくないようです。

なぜ株主優待が蜂蜜だったかというと、それはスズキのグループ会社であるスズキビジネスの特販事業部がハンガリーワイン・蜂蜜の輸入販売をおこなっているからです。

おそらく静岡茶の株主優待もこの特販事業部によるものと思われます。

ちなみに、現在もネット通販でスズキビジネスの蜂蜜は購入可能です。

興味のある方はぜひとも取り寄せてご賞味ください。

スズキ(7269)の株価分析を競合他社と比較

スズキの競合他社としてここではホンダとスバルの株価分析と比較してみましょう。

まずはホンダの株価です。

やはりスズキと同じくホンダの株価も不調です。

ホンダも軽自動車に強みのある自動車メーカー、海外売上比率が高いことも同じです。

それゆえか株価の動きもほぼ同じ傾向にあります。 次にスバルの株価を見てみましょう。

スバルの株価もやはりスズキとそれほど変わりありません。

自動車業界にとって新型コロナウィルスの影響はのきなみ大きな痛手となったことが分かりますね。

ただ、新型コロナウィルス収束後にはまた違った値動きがあるとも予想できます。

自動車メーカーはそれぞれ主戦場が違うからです。 たとえばスバルは北米、日産は欧州の販売比率が高めです。

そして、スズキの強みは冒頭で触れたようにインドです。

したがって、インドの経済活動の再開が遅れればスズキの業績回復もまた遅れをとることになってしまいます。

このように地域別売上高の比率の違いが今後の株価の明暗を分けることも十分にありえます。

自動車関連の銘柄に投資するときはこういった海外売上比率も見ていくようにしましょう。

スズキ(7269)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

スズキの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスによる売上減少を反映して急落。

現在は以前の水準にまで戻したものの勢いは強くありません。

しかし、インドという莫大な市場を掌握していることがスズキの強みです。

中長期的な株価値上がりは十分に期待して良いでしょう。

また、配当金はそれなりですが自動車メーカーには珍しくスズキには株主優待があります。

そちらを貰いつつ気長に株価上昇を待つというのも悪くないでしょう。