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武田薬品工業(4502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

武田薬品工業は機能性食品や栄養ドリンクで有名な製薬企業。

タケダのブランドで国際的に事業を展開しています。

そんな武田薬品工業へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、そもそも武田薬品工業の株価分析はどうなっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はもらえるのでしょうか。

そこで今回は武田薬品工業の株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

武田薬品工業(4502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

武田薬品工業(4502)の株価分析

武田薬品工業の事業内容

アリナミンやハイシーなどのビタミン剤や滋養強壮で有名な武田薬品工業。

ベンザブロックなどのかぜ薬のお世話になった人も少なくないでしょう。

しかし、武田薬品工業の主力製品はこういった消費者向け製品ではありません。

医療機関向けの医療医薬品の製造販売こそが武田薬品工業の主要な事業です。

また、武田薬品工業は米国、欧米、アジアなどグローバルに展開していることも大きな特徴です。

昨今は海外のバイオベンチャー企業や競合他社の買収など積極的なM&A戦略を進めていることも事業戦略の特徴のひとつです。

その結果として現在、武田薬品工業の従業員の9割が外国籍になったと言われています。

いまや武田薬品工業はれっきとしたグローバル企業のひとつと言ってよいでしょう。

武田薬品工業の売上の状況

武田薬品工業の2020年3月期決算の売上高は3兆2,912億円。

研究開発費などの経費等をのぞいた経常利益は608億円の赤字です。

しかしこれはM&A戦略による大型企業買収案件の影響による一時的なものです。

武田薬品工業は2021年3月期決算については2,300億円の黒字を想定しています。

M&A戦略による統合費用が落ち着いたことから今後の売上高の状況は明るいと見られています。

ちなみに、武田薬品工業の売上高に占める海外の比率は実に80%以上。

国内で販売不振であったとしても業績に大きな影響はありません。

また、米国、欧州、アジアと複数のエリアに事業を展開しているため、法改正による薬価改定などのリスクもうまく分散されています。

こういった点も株価分析では高く評価できるかと思います。

武田薬品工業の資産状況

武田薬品工業の総資産は12兆8210億円。

資本金と株主資本の割合である自己資本比率は36.8%です。

自己資本比率は財務的な安定性を示す指標。

武田薬品工業の36.8%は製薬業界ではごく平均的な数値ですが、例年にくらべると低下傾向にあります。

ただ、株価分析において自己資本比率が低いということは借入金などで積極的な投資をしているということも同時に意味します。

武田薬品工業に関してもM&Aなどの事業戦略のために多額の借入をしたことが影響しているものと思われます。

いずれにしろ、武田薬品工業が財務的に不安定ということはありません。 倒産などの心配は不要でしょう。

武田薬品工業の株価分析

武田薬品工業の株価分析はやや強気といったところです。

1年間のスパンで見ると新型コロナウィルスの流行で株価が大きく値を下げたのは一般的な銘柄と同じです。

しかし、その後順調に値を戻しつつあり過去の水準へ戻るのも時間の問題と思われます。

また、各種新薬の販売も好調であること、買収企業とのシナジー効果が期待されることも好感されています。

若干の調整局面はあるかもしれませんが、まだ値を戻しすぎていない現在はよい買い時と言ってよいのではないでしょうか。

また、3年や5年といった長期の時間軸の株価分析でもよいタイミングと言ってよさそうです。

現在まで続く下落基調のトレンドが反転する兆候が見て取れるからです。

長期的に見ても武田薬品工業へ投資するのに悪いタイミングではないでしょう。

武田薬品工業(4502)の配当金

武田薬品工業の予想配当金は180円。 投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは4.72%です。

かなり割りのよい配当金と言ってよいでしょう。

ちなみに、営業利益に対する配当金の割合である配当性向は100%を超えることもあります。

株価分析においてこの配当性向は異常値です。

これはつまり、武田薬品工業は赤字を出してでも配当金は減らさないということだからです。

一見すると株主還元を重視していると評価できそうですが、配当金を減らしてでも業績を回復してもらいたいという株主も少なくありません。

実際、そのせいか武田薬品工業の株価は製薬業界銘柄のなかでも上下しやすいという特徴があります。

武田薬品工業へ投資するときはそういった値動きの激しさには注意しておきましょう。

武田薬品工業(4502)の株主優待

武田薬品工業に株主優待はありません。

栄養ドリンクやビタミン剤などの優待があってもよさそうなものですが、そういった特典もありません。

ただ、武田薬品工業の配当金が極めて手厚く安定していることは先に触れたとおりです。

株主優待がなくとも十分な株主還元は期待できるでしょう。

ちなみに、武田薬品工業の現在の経営陣はクリストフ・ウェバーというCEOをはじめとして様々な国籍の人が努めています。

そのため、一般的な日本企業とは異なり「株式会社=株主のもの」という意識が強いのだと考えられます。

武田薬品工業(4502)の株価分析を競合他社と比較

武田薬品工業の競合他社として今回は大塚ホールディングスと塩野義製薬の株価分析を比較してみましょう。

まずは大塚ホールディングスです。

大塚ホールディングスは武田薬品工業以上に値動きにばらつきがあります。

同じ製薬業界の銘柄ではあるものの長期的な分析はやや難しいといった印象です。

大塚ホールディングスの事業内容自体が製薬だけではなく倉庫や化学、機能性食品など多岐に渡ることも分析を難しくしています。

武田薬品工業と同じような感覚で投資するのはやめておいたほうがよいでしょう。

塩野義製薬も製薬業界では有数の大企業です。

武田薬品工業と事業内容も似ています。

一方で、単価がやや高いため資金力に不安の残る人には買いにくい部分があります。

ただ、かつての水準に比較すると現在は割安です。 長期的な視点で今のうちの投資しておくのも良いかもしれません。

総じて、武田薬品工業の株価は他の製薬企業とは少しばかり異なる動きを見せる傾向にあります。

武田薬品工業へ投資する人はそういった特殊な銘柄であることは把握しておきましょう。

武田薬品工業(4502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

武田薬品工業の株価分析はやや強気といったところです。

値動きが激しいため、売買差益による利益には不確実性が残るものの基本的に先行きは明るいと思われます。

また、武田薬品工業は配当金が極めて手厚いという特徴があります。

株主優待こそありませんが、長期保有で配当金を当てにするのにも適した銘柄と言ってよいでしょう。

一方で大胆なM&A戦略などが業績に影を落とす可能性があることには念のため留意しておきましょう。