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テルモ(4543)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

テルモは体温計で有名な医療機器メーカー。

テルモ製品にお世話になったことがないという人はほとんどいないでしょう。

そんなテルモへ投資してみたいという人も少なくないはずです。

では、テルモの株価分析は投資するに値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はテルモの株価分析と配当金・株主優待について分かりやすく解説していきます。

テルモ(4543)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

テルモ(4543)の株価分析

テルモの事業内容

テルモは「医療を通じて社会に貢献する」の理念のもと100年以上も営業を続けている老舗医療機器メーカー。

言うまでもなくテルモを代表する製品は体温計です。

ただ、実際は体温計だけではなくカテーテルや人工血管、血液バッグなど幅広い使い捨て医療機器を製造・販売しており、むしろそういった医療機関向けの製品こそがテルモの主力製品です。

また、テルモの地域別売上高では海外が約7割を占めます。

そのため、テルモの業績は為替レートに大きく影響を受けます。

テルモの株価分析では世界的な景気動向や為替レートを注意して見るようにしましょう。

ちなみに、テルモの直近の業績予想では想定為替レートを1ドル=107円としています。

為替に絶対はありませんが、これはやや楽観的な想定のような印象です。

したがって、為替レートの変動状況によっては業績予想の下方修正も十分にありえます。

テルモへ投資する人はこの点を織り込んでおくことをおすすめします。

テルモの売上の状況

テルモの2020年3月期の売上高は6,289億円。

経費などを引いた経常利益は1,065億円です。

新型コロナウィルスの影響も軽微。 前年比で売上高は約5%の増収となりました。

テルモの属する医療機器市場は世界の高齢化の進展により今後も拡大することは間違いありません。

買収、M&Aなどの業界再編によって市場環境が大きく変化する可能性こそありますが、おおむね先行きは明るいと言って良いでしょう。

テルモの資産状況

2020年6月期におけるテルモの総資産は1兆2866億円。

そのなかで株主資本と資本金などが占める割合である自己資本比率は58.9%です。

自己資本比率は高いほど財務的に安定していると判断される指標。

テルモの58.9%は十分すぎるほど優れた数字です。

株価分析においてテルモの財務上の問題を考慮する必要はないでしょう。

そもそも、自己資本比率は必ずしも高ければ良いというものでもありません。

自己資本比率が高いということは裏を返せば資金を持て余しているということでもあります。

その点、テルモは財務健全性と投資のバランスがとれていると評価して良いでしょう。

テルモの株価分析

テルモの株価は明らかな右肩上がり。 新型コロナウィルスの拡大により一時は急落しましたが、ほどなくして反転し、現在は年初来高値を更新しています。

やや過熱感があること、今後の新型コロナウィルスの影響が不透明なこともあり決定的に買いと呼べる材料はありません。

ただ、やはり全体的には成長の見込める銘柄です。

一定のリスクさえ承知しておけばテルモは十分投資に値する銘柄と言えるのではないでしょうか。

また、5年、10年と中長期で見ればテルモの株価が右肩上がりであることは火を見るより明らかです。

中長期投資というスタイルを前提とすればまず買っておいて損はない銘柄と言えるでしょう。

テルモ(4543)の配当金

テルモの予想配当金は28円。 投資に対するリターンの割合である配当金利回りは0.68%です。

率直に言って、この配当金は寂しいと言わざるを得ません。

現在のテルモの株価はおよそ4,000円。

最低売買単位は100株です。

したがって、最低投資額は40万円程度。

それに対して100株×28円=2,800円の配当金というのはやはり少ない印象です。

なお、テルモは決算資料において「利益を再投資に積極的にすすめる」として、なおかつ「それが株主の皆様の利益に適う」ものであると明記しています。

実際、業績向上によりテルモの株価が値上がりすれば株を売却してまとまった利益とすることも可能です。

テルモは配当金が少ないからといって株主還元が不十分というわけでもないので、その点は承知しておきましょう。

さらに言えば、テルモは同じ決算資料で配当性向、つまり利益の何割を配当金に回すかの指標につき中長期的に30%を目指すとうたっています。

したがって、今後の業績次第では増配も十分に期待できます。

テルモ(4543)の株主優待

テルモの株主優待は以下のとおりです。

・自社製品(電子血圧計、電子体温計、栄養補助食品)の優待価格販売

・自社オリジナルカレンダー

・抽選で自社施設見学会

いずれも1株以上の保有が株主優待が貰える条件です。

自社製品の優待価格販売は地味に嬉しい特典です。

テルモには配当金こそありませんが、日常的に栄養補助食品を購入する人などは株主優待目的で保有しておくのも良いかもしれません。

テルモ(4543)の株価分析を競合他社と比較

テルモの競合他社としてここでは「日本光電」「シスメックス」「ニプロ」の株価分析と比較してみましょう。 まずは日本光電です。

日本光電はテルモと同じ医療用電子機器メーカー。

とくに生体情報モニターが強みです。

ただ、株価分析ではテルモに一歩及びません。 新型コロナウィルスの影響は脱したもののその後の伸びがいまひとつです。 次にシスメックス。

シスメックスは臨床検査機器や検査用試薬を主力とする企業。 株価自体はテルモ同様に右肩上がりです。

ただ、先行きの業績が不透明なこと、そして株価の単価自体が10,000円近くと値がさ株であることが投資へのハードルを高くしています。

テルモの代わりに投資するのは少しばかり難しいでしょう。 最後にニプロです。

ニプロは使い捨て医療器具の大手。

使い捨てという点ではテルモとよく似た事業内容です。

それにもかかわらずニプロの株価は軟調。

ただ、世界的に高齢化が進む昨今、需要がなくなることは考えづらいところです。

むしろ一時的に急騰していた株価が本来の状態を取り戻しつつあるともとれます。

株価の単価が1,000円台というところも大きなメリットです。

テルモに投資するには少し資金が心もとないという人は代わりにニプロに投資してみるのも面白いかもしれません。

テルモ(4543)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

テルモの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

テルモの株価は短期、中長期いずれで見ても右肩上がり。

やや高値感はありますが、長期で見ればまだまだ成長の余地はあると言えるため投資する価値はあると言って良いでしょう。

また、配当金こそわずかですが自社製品を特典価格で購入できる株主優待があることも魅力です。

最低投資額も40万円程度からと多くの人にとって十分に手の届く範囲かと思います。

配当金と株主優待をもらいつつじっくり成長を待つというスタイルの人にとって、テルモは良い投資先となりえるのではないでしょうか。