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東海旅客鉄道(9022)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東海旅客鉄道は東海地域と関東を結ぶ鉄道を運営する企業。

つまりJR東海です。

東海旅客鉄道が結ぶ路線は日本の大動脈とも呼ばれるほど重要な交通インフラです。

そんな東海旅客鉄道へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、昨今の新型コロナウィルスの流行は売上にどのように影響しているのでしょうか。

また、配当金や株主優待はどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は東海旅客鉄道の株価と売上、配当金や株主優待について分かりやすく解説していきます。

東海旅客鉄道(9022)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東海旅客鉄道(9022)の株価分析

東海旅客鉄道の事業内容

東海旅客鉄道の事業内容は鉄道、運輸です。

東海旅客鉄道と言うと馴染みが薄いかもしれませんが、要はJR東海です。

東京、名古屋、新大阪を結ぶ区間と一部の甲信越地方などが営業エリアになっています。

ほかにも東海旅客鉄道は小売や不動産業なども手掛けています。

たとえば、小売は駅構内のキヨスクや土産物コーナー、不動産事業は駅近の系列ホテルが代表的です。

ただ、やはりメインの収益源は鉄道、運輸。 なかでも東海道新幹線の売上が大きな割合を占めています。

株価分析の際には鉄道・運輸事業を中心に見ていくと良いでしょう。

東海旅客鉄道の売上の状況

東海旅客鉄道の2020年3月期決算の連結売上高は1兆8446億円。

各種経費などを引いたあとの経常利益は5,743億円です。

また、直近である2021年第1四半期の売上高は前年同期比で実に72.7%減の1,287億円。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスの拡大によって世間的に外出自粛となったことの影響です。

より詳細に売上を見ていくと事態の深刻さが分かります。

たとえば、第1四半期の東海道新幹線の売上高はなんと前年同期比83.2%減の547億円です。

経常利益ではなく売上高でこの金額です。

また、鉄道による移動が減れば、不動産事業セグメントである系列ホテルも壊滅的なダメージを負っているはずです。

GoToキャンペーンによる政府の後押しもあるものの、それでもなお世間的には移動は自動車中心でという風潮です。

東海旅客鉄道は2021年通期の業績予測を現時点では出していませんが、かなり厳しい数字が出ることはほぼ間違いないでしょう。

東海旅客鉄道の資産状況

2020年6月期における東海旅客鉄道の総資産は9兆4388億円。

そのうち資本金と株主資本などが占める割合である自己資本比率は39.7%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

東海旅客鉄道の自己資本比率39.7%は悪くない数字です。

鉄道・運輸業界はどうしても多大な投資が必要になるため借入金などが多くなりがち。

その結果として他業種に比較して自己資本比率も低くなりやすい傾向にあります。

そのなかで東海旅客鉄道の自己資本比率が約4割というのは株価分析においても高く評価できる数字です。

東海旅客鉄道の株価分析

東海旅客鉄道の株価は明らかな右肩下がり。

一時回復の動きもあったものの、その勢いも長くは続いていません。

新型コロナウィルスの影響も株価にはまだ十分に織り込めていない印象です。

反転を期待して買いに走るには方向感が乏しいと言わざるを得ないでしょう。

一方で、視点を変えて10年という長期スパンで見ると現在の株価はかなり割安な水準であることが分かります。

最盛期にくらべると株価は実に半値近くにまで下落しています。

とはいえ、新型コロナウィルスの影響が永続するものとは思えません。

どれほど長引くのかは不透明ですが、いつかは収束するはずです。

そして経済がふたたび通常どおりに回りだせば東海旅客鉄道の株価が反転することはまず間違いありません。

長期的なスタンスを良しとするのであれば安く買う良いタイミングと言って良いでしょう。

東海旅客鉄道(9022)の配当金

東海旅客鉄道の予想配当金は100円~150円。

投資額に対するリターンの割安である配当金利回りは0.64%です。

率直に言ってこれはあまり良い配当金利回りではありません。

また、東海旅客鉄道の株価が値下がり後の現在でも15,000円程度であることもいただけません。

東海旅客鉄道の株の売買単位は100株から。

したがって、100株×15,000=150万円以上の資金が必要になるからです。

投資でリスクをおさえるには分散投資が鉄則です。

単体の銘柄に150万円をかけてなお分散投資ができるのは、よほど資金力に余裕のある人以外には難しいところでしょう。

もっとも、このあと詳しく解説しますが東海旅客鉄道などのJR系の株の魅力は配当金ではなく株主優待です。

そちらを目当てに投資するのであれば株価の上下はあまり問題とはならないでしょう。

東海旅客鉄道(9022)の株主優待

東海旅客鉄道の株主優待は「運賃・料金割引券」です。

株主優待1枚につき運賃が10%引きになります。

また、同時に2枚まで使えるため実際には2割引も可能です。

東海旅客鉄道の株主優待の権利確定日は3月。

100株ごとに1枚、1,000株以上は200株ごと、10,000株以上は300株ごとに1枚ずつ増えていきます。

ちなみに10万株以上の保有者には500枚の株主優待券が貰えます。

ここまで来るとさすがに一人で使い切るのは不可能でしょう。

株主優待のフリマでの転売はルール違反ですが、古物商の免許を持つ金券ショップへの売却は問題ありません。

不要な株主優待は速やかに金券ショップで現金化してしまいましょう。

東海旅客鉄道(9022)の株価分析を競合他社と比較

競合他社と言って良いのか微妙なところですが、ここでは東海旅客鉄道とJR東日本、西日本の株価を比較してみましょう。

まずはJR東日本、正式名称、東日本旅客鉄道の株価です。

東海旅客鉄道とほぼ同じ動きですね。

ただ、株価の単価は7,000円程度と比較的安価。

株主優待も運賃4割引と東海旅客鉄道以上に破格の内容です。

同区間の鉄道をよく利用する人は株主優待目当てに投資しても良いでしょう。

次にJR西日本、正式名称、西日本旅客鉄道の株価です。

東海旅客鉄道と同じかそれ以上の落ち込みを見せています。

ただし、西日本旅客鉄道の株主優待は破格の5割引。

株価も6,000円程度と投資しやすい金額です。

単純に割安と判断して株主優待目当てに投資するのも十分にありでしょう。

ちなみに、東日本旅客鉄道と西日本旅客鉄道の株主優待については運賃割引券だけではなく、系列ホテルで利用可能なサービス券も貰えます。

そのためメッツやヴィアインなどJR系のホテルを定宿としている人にとっても価値ある投資となるでしょう。

東海旅客鉄道(9022)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

東海旅客鉄道の株価と売上、配当金そして株主優待について解説してきました。

株価については新型コロナウィルスによる外出自粛の影響がダイレクトに響き大暴落。

今後も予断を許さない状況です。

ただ一方で割安になった現在の株価は東海旅客鉄道のお得な株主優待を安く手に入れるチャンスでもあります。

配当金こそ寂しい金額ですが、株主優待目当てに投資するのも良いのではないでしょうか。