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東京ガス(9531)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東京ガスは首都圏を中心とした都市ガス最大手。

そんな東京ガスへ投資してみたいという人も少なからずいることでしょう。

しかし、東京ガスの株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、直近の売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は東京ガスの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

東京ガス(9531)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東京ガス(9531)の株価分析

東京ガスの事業内容

東京ガスの主力事業は名前のとおり都市ガスです。

しかし、東京ガスの事業はガスだけではありません。

現在の東京ガスは天然ガスによる火力発電事業も手掛けています。

その売上高に占める割合は約2割と決して大きくはありません。

ただ、新電力業界において東京ガスの販売件数はトップクラスです。

株価分析をする際は東京ガスは単なるガス会社ではなく、総合的なエネルギー企業と考えておいたほうが良いでしょう。

なお、東京ガスがLNGガスを調達している国は東南アジア、オーストラリアがメインです。

それらの産出量や資源価格などは東京ガスの業績に大きなインパクトを持ちます。

東京ガスの業績を予測する際はそういった資源に関する情報も見ておくようにしましょう。

また、ガスと言っても家庭用のガスだけを見ていくのは誤りです。

東京ガスの販売量のうちでもっとも多い供給先は工業用です。

工業用ガス販売量だけで家庭用と業務用の合計に相当します。

どれかひとつだけ見れば良いというわけではありませんが、とりわけ工業用のガス需要には注意しておくと良いでしょう。

東京ガスの売上の状況

東京ガスの2020年3月期の通期連結売上高は1兆9,252億円。

そこから経費などを引いた経常利益は1,027億円です。

また、2021年3月期の通期連結売上高は前期比7.9%減の1兆7,740億円と予想されています。

電力事業は好調だったもののガス事業が大きく落ち込んでいることが理由です。

都市ガスは必ずしも家庭用だけではなく事業用にも使われています。

したがって、新型コロナウィルスの流行による飲食店の休業などが業績に直接影響したものと思われます。

なお、東京ガスの売上状況に影響を与えるものは周辺企業の動向だけではありません。

気温による給湯需要の変化や原油価格、為替レートなども少なからず売上に影響してきます。

なかなかすべてに目を配るのは難しいところですが、そういった要因もあることは承知しておきましょう。

ちなみに、東京ガスは業績予測に当たり為替レートを1ドル=108.46円と想定してます。

為替に関しては予想が難しいところですが、これはやや楽観的な想定といった印象です。

今後の為替レートの変動には特に注意しておいたほうが良いかもしれません。

東京ガスの資産状況

2020年6月期における東京ガスの総資産は2兆5,306億円。

自己資本比率は45.4%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安全と判断される指標です。

東京ガスの自己資本比率45.4%は十分に健全と判断できる数字です。

株価分析の際に財務的な部分を心配する必要はないでしょう。

東京ガスの株価分析

東京ガスの株価は波がありつつも下落基調。

直近では反発していますが、なかなか方向感が見いだせない局面です。

一応、反発の理由は決算発表の内容が減収ながら前期比11.9%増の増益だったことです。

しかし、減収増益の理由をさらに考えると、資源価格低下が大きな要因と思われます。 これは当然ながら東京ガスの手の及ぶことではなく、単なる外部環境の変化です。

そう考えると、あまり今後の業績に楽観的な見通しはできないのではという印象です。

東京ガス(9531)の配当金

東京ガスの予想配当金は60円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは2.32%です。

これはそれなりに良い利回りです。

また、東京ガスの株価が2,600円程度と手頃なこともメリットです。

最低売買単位の100株を購入しても約26万円。

それに対して100株×60円=6,000円の配当金と考えると決して悪くない投資と言えるでしょう。

東京ガス(9531)の株主優待

東京ガスに株主優待はありません。

電力やガス料金の割引でも欲しいところですが、そういったものもありません。

もっとも、東京ガスに株主優待こそありませんが、配当金はそれなりに期待できるのは先に解説したとおりです。

株主還元としてはまずまず十分と言って良いでしょう。

それでも初めての株式投資でどうしても株主優待を貰ってみたいという人は生活インフラではなく小売業の銘柄を探してみることをおすすめします。

たとえばイオンの株主優待は系列店での割引のほか、株主専用のラウンジが使えたりもします。

あるいは家電量販店の株主優待は店舗で使える商品券。 不要であれば金券ショップで売却することも可能です。

東京ガスに強いこだわりがあるのでなければ、そういった他業種の銘柄にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

東京ガス(9531)の株価分析を競合他社と比較

東京ガスの競合他社としてここでは大阪ガス、東邦ガス、西武ガスの株価分析と比較してみましょう。

まずは大阪ガスの株価です。

大阪ガスは東京ガスに次いで都市ガス2位。 電力事業も手掛けています。

それだけに株価の値動きも東京ガスとほぼ同様。

いまひとつはっきりとした方向感が見られません。

次に東邦ガスの株価を見てみましょう。

東邦ガスもまた東京ガスと同じくガスと電力の双方を手掛ける総合エネルギー企業。

しかし、株価の動きはまったく異なります。

2020年上半期に異常な急騰をしています。 これは決算で好調な業績が明るみに出たことが直接のきっかけです。

しかし、だとしてもあまりにも急激な値動きと言わざるを得ません。

投機的な資金が流れていたと考えたほうが良いでしょう。

また、直近の株価上昇についても同様です。

率直に言って、東京ガスの代わりに投資するのは危険でしょう。

最後に西武ガスの株価です。

西武ガスの株価もジェットコースターのような動きをしています。

やはり投機的な資金が動いていると見たほうが良いでしょう。

本来、電気やガスといった生活インフラ銘柄は値動きが安定しているものです。

こういった異常な動きがあるときはあまり手を出さないことをおすすめします。

東京ガス(9531)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

東京ガスの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上は新型コロナウィルスの影響により減少したものの最終的な利益は前年比増となっています。

しかし、株価はそれらを反映しきっているようには見えず先行きが不透明です。

ただ、東京ガスには株主優待こそありませんが、配当金利回りは2%超えです。

少し投機的な資金の影も見えますが、配当金を当てにして中長期保有するというのも良いかもしれません。