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東芝(6502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東芝といえば三菱電機、日立とならぶ日本の大手電機メーカー。

東芝製の製品をひとつも使っていないご家庭はほとんどないのではないでしょうか。

そんな東芝へ投資してみたいという人も多いことでしょう。

しかし、東芝の株価分析は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、昨今の新型コロナウィルスの流行は東芝の売上にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

配当金や株主優待になんらかの影響は出ていないのでしょうか。

そこで今回は東芝の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

東芝(6502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

東芝(6502)の株価分析

東芝の事業内容

東芝は総合電機大手。

発電システムから上下水道、電子デバイスなど20の事業を手掛けています。

東芝はこれらの事業を「デバイスプロダクト」「インフラシステム」「インフラサービス」「データサービス」の4つのカテゴリーに分類しています。

といってもなんのことかイメージしづらいのではないでしょうか。

デバイスプロダクトはデータセンター向けの大規模ハードディスクや各種機械用の部品などの製造・販売。 インフラシステムは発電所や上下水道システムなどの構築。

そしてそれらインフラシステムの保守を担うものがインフラサービス事業です。

そのうえで、これらインフラサービスで蓄積した各種データから価値を生み出すものがデータサービス事業です。

なお、東芝というと白物家電をイメージする人も多いのではないでしょうか。

しかし、東芝の白物家電部門はすでに中国企業へと譲渡されてしまいました。

また、東芝は半導体メモリー事業やメディカル事業も手放しています。

東芝がこのような経営危機に陥ったのは原発事業への投資に失敗したからと言われています。

今でこそまだ東芝のブランドは生きていますが、そこにかつてのような勢いはありません。

株価分析の際には経営状況は慎重に見ていくようにしましょう。

東芝の売上状況

東芝の2020年3月期決算の連結売上高は3兆3,899億円。

売上高はかなりのものです。

しかしながら経費や税金などを引いたあとの当期利益は1,146億円の赤字です。

また、2021年3月期の売上予測も前期比6.2%減の3兆1,800億円を見込んでいます。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスの影響によるものです。

ただ、その影響をのぞいても東芝の経営は依然として厳しいものと言わざるを得ません。

現在、東芝は内部の構造改革を進めているところですが、その結果が表面化してくるのはもう少し先のことになるでしょう。

東芝の資産状況

2020年6月期における東芝の総資産は3兆4,338億円。

そのうち株主資本と資本金等が占める割合である自己資本比率は26.1%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

業種にもよりますが一般的には40%が安全ラインと言われています。

当然、東芝の26.1%はやや不安の残る数字です。

ただ、東芝の自己資本比率は一時期にひと桁台まで落ち込みました。

それを考えるとこの数字は、むしろよくぞ持ち直したという評価もできます。

株価分析の際にはこの自己資本比率の低さをそこまでネガティブ評価する必要はないでしょう。

東芝の株価分析

東芝の株価は新型コロナウィルス拡大を契機に急落。

一時、回復の動きもありましたがふたたび下落に転じています。

正直なところ、今後の株価がどのように動くかは読みにくいところです。

ただ、2015年の不正会計発覚と2017年の原発事業の破綻にくらべると今回の株価下落は限定的です。

むしろこれらの危機を乗り越えていることで東芝の底力が証明されたという評価もまれに聞こえます。

中長期的な株価回復を期待して今のうちに投資しておくという考え方もありかもしれません。

東芝(6502)の配当金

東芝の予想配当金は20円~45円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.71%です。

この配当金利回りはお世辞にも高い数字ではありません。

ただ、東芝の経営状況がよろしくないことは先に触れたとおりです。

配当金が出ているだけまだマシと考えておきましょう。

なお、東芝はしばらくのあいだ新型コロナウィルスの影響に備えて配当金よりも財務安定性を重視すると名言しています。

しかしその一方で、将来的には大株主として保有しているキオクシアホールディングス株の売却益の過半を株主還元へ回す方針も明らかにしています。

そちらを見込んで今のうちに投資しておくというのも悪くないでしょう。

東芝(6502)の株主優待

東芝に株主優待はありません。

配当金もそうですが、東芝の経営状況を考えると株主優待がないのも仕方のないことでしょう。

というか、度重なる事業売却の結果、現在の東芝には一般消費者向けの製品がほとんどありません。

今後も東芝がなんらかの株主優待を実施する可能性は低いと言って良いでしょう。

東芝(6502)の株価分析を競合他社と比較

東芝の競合他社としてここでは日立製作所と三菱電機、そして三菱重工業の株価分析と比較してみましょう。

まずは日立製作所です。

日立製作所は東芝と同じく白物家電、PC、そして原発事業を手掛けてきました。

株価は東芝と同じく新型コロナウィルスを契機に急落。

しかし、現在分かりやすい反転の兆しが見えています。

より一層の株価上昇を狙って投資するのに良いタイミングと言えるでしょう。

次に三菱電機の株価です。

三菱電機の株価もまた新型コロナウィルスをきっかけに急落。

その後ある程度値を戻したあとにもみ合っています。

ただ、そこには緩やかな回復基調も見て取れます。

株価も1,400円と手頃なところもメリットです。

東芝の代わりに投資してみるのも面白いかもしれません。

最後に三菱重工業の株価を見てみましょう。

三菱重工業の株価は明らかな下落トレンドの真っ最中です。

三菱重工業は航空機や造船、発電所など多彩な事業を展開する総合機器メーカー。

かつての東芝と同じく原発事業も手掛けています。

エネルギー、原発事業については好調ですが、航空機事業などは新型コロナウィルスの影響をダイレクトに受けたかたちと思われます。

東芝の二の舞を演じることはないでしょうが、代わりにの投資先として考えるのはやや危険かもしれません。

東芝(6502)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

東芝の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は厳しい売上状況を反映して軟調。先行きも不透明です。

また、東芝には株主優待はなく、配当金も微々たるものです。

現状の東芝は事実上経営再建中と考えて副次的なリターンは期待しないほうが良いでしょう。

ただ、一時期の経営危機にくらべれば現在の東芝はかなり持ち直していると評価する向きもあります。

中長期的な値上がりを見越して株価が割安である今のうちに投資しておくという考え方もありかもしれません。