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豊田自動織機(6201)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

豊田自動織機(とよたじどうしょっき)はトヨタ自動車の本家。

そんな豊田自動織機へ投資してみたいという人も多いのではないでしょうか。

しかし、豊田自動織機の株価分析の結果はどのようになっているのでしょうか。

また、配当金や株主優待は期待できるのでしょうか。

あるいは豊田自動織機とトヨタ自動車との違いを知りたいという人もいるかもしれません。

そこで今回は豊田自動織機の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

豊田自動織機(6201)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

豊田自動織機(6201)の株価分析

豊田自動織機の事業内容

豊田自動織機は愛知県豊田市に本社を置く機械メーカー。

名前から分かるようにトヨタ自動車の本家です。

ただ、トヨタ自動車とは異なり自動車だけを主力事業としているわけではありません。

豊田自動織機の事業は「産業車両」「自動車」「繊維機械」の3本柱。

なかでも産業車両が売上の半数以上を占めます。

産業車両とは工場や倉庫などで使用される荷役(にやく)運搬用の機械で、フォークリフトが代表的です。

そして、豊田自動織機はフォークリフトの世界シェアで圧倒的な1位。

世界で使われているフォークリフトの約4台に1台は豊田自動織機製のフォークリフトです。

次いで、豊田自動織機の売上のなかで大きな存在感を示すのはやはり自動車。

自動車部門の売上高は総売上高の約3割程度です。

したがって、産業車両と自動車の2部門で豊田自動織機の売上高の約9割を占める計算になります。

社名にもなっている繊維機械、つまり織機の売上は微々たるものです。

株価分析のうえでは産業車両と自動車の業績だけに注目しておけば十分でしょう。

余談ですが、トヨタの社名の由来は本社所在地である豊田市ではありません。

逆に商工会議所の要請を受けて旧挙母(ころも)市が名称を変更したという経緯があります。

この事実からもいかにトヨタが大きなグループであるかが分かりますね。

豊田自動織機の売上の状況

豊田自動織機の2020年3月期決算の売上高は2兆1,713億円。

各種経費を引いた営業利益では1,346億円です。

また、2021年3月期の売上は予測は前期比12.5%減の1兆9,000億円と渋い数字です。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスの影響が原因です。

ただ、サービス業などとは違い産業機械関係の需要はすでに回復基調です。

豊田自動織機の売上高も遅からず以前の水準へと戻るでしょう。

豊田自動織機の資産状況

2020年6月期における豊田自動織機の総資産は5兆3,993億円。

そのうち資本金と株主資本等が占める割合は47.1%です。

この割合を株価分析では自己資本比率と呼び、高いほど財務的に安定していると判断します。

豊田自動織機の47.1%という数字はなんの問題もない数字です。

財務的な部分を不安視する必要はないでしょう。

ちなみに、豊田自動織機の大株主はトヨタ自動車ですが持ち株の割合は2割強にすぎません。

相互に株の持ち合いをしているだけで、子会社・親会社という関係性にはありません。

多少業績に影響はあるものの、基本的に株価分析の際には別の企業として考えて問題ありません。

豊田自動織機の株価分析

豊田自動織機の株価は新型コロナウィルスの影響を脱してすでに以前の水準まで戻しています。

ここからは世界経済の動向を見つつ上値を探る展開が予想されます。

ただし、5年、10年、そして30年という中長期で見ても豊田自動織機の株価は7,000円がひとつの壁になっています。

7,000円に近い現状が投資に適したタイミングかどうかはなかなか判断が難しいところです。

豊田自動織機(6201)の配当金

豊田自動織機の予想配当金は140円~160円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは2.08%です。

配当金利の利回りとしては平均的な数字です。

ただ、豊田自動織機の配当金は業績に応じて変更されます。

今後、売上高が戻れば増配も期待しても良いでしょう。

事実、豊田自動織機の配当金は2015年の110円から着実に増配を続けて現在の水準にいたっています。

中期的に見ればさらなる配当金収入を期待しても問題ないでしょう。

豊田自動織機(6201)の株主優待

豊田自動織機に株主優待はありません。

豊田自動織機の事業内容を考えれば適切な株主優待を設定するのが難しいのも道理です。

これは仕方がないことでしょう。

株主優待目当てで投資したい人はBtoB(企業対企業)のビジネスではなく一般消費者向けのビジネスをしている銘柄を探しましょう。

たとえばイオンの株主優待などは系列店での買い物にキャッシュバックがつく非常にお得なものになっています。

また、株主専用のラウンジが利用できるなどの特典もありますのでおすすめです。

豊田自動織機(6201)の株価分析を競合他社と比較

豊田自動織機の競合他社としてここでは三菱ロジスネクストとサンデンホールディングスの株価分析と比較してみましょう。

まずは三菱ロジスネクストの株価です。

三菱ロジスネクストは豊田自動織機と同じくフォークリフトの大手のひとつ。

しかし、株価は冴えていません。

新型コロナウィルス以前の水準へと戻すにはいましばらくの時間がかかるでしょう。

ただ、三菱ロジスネクストはこれを契機に大胆なコスト圧縮に努めています。

また、株価自体は非常に割安な水準です。

豊田自動織機の代わりとはいきませんが、中期的な視点で今のうちに投資しておくのも悪くないでしょう。

次にサンデンホールディングスの株価です。

サンデンホールディングスはカーエアコン用コンプレッサーの大手であることが豊田自動織機との共通点です。

しかし、サンデンホールディングスの株価もまた豊田自動織機とは対照的。

かなり厳しい状況にあります。

実際その内情は事業再生ADRと呼ばれる手続きで厳しい資金繰りを余儀なくされているほどです。

とうてい豊田自動織機の代わりとなる銘柄とは言えないでしょう。

このように、同じ産業車両、自動車機器メーカーであってもやはり豊田自動織機の株価の値動きは別格です。

さすが世界のトヨタの本家といったところでしょうか。

豊田自動織機(6201)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

豊田自動織機の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価は新型コロナウィルスの影響で一次急落。

しかし、売上回復の傾向を織り込んですでに以前の水準まで戻しています。

配当金については平均的。ただ、豊田自動織機に株主優待はありません。

とはいえ、豊田自動織機が優良銘柄のひとつであることは間違いのない事実です。

やや割高感があるため現状が投資に良いタイミングかどうかは難しいところですがチェックしておいて損はないでしょう。