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ヤマハ(7951)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ヤマハはピアノや管弦楽器などの大手。

電子ピアノでは世界首位です。

そんなヤマハへ投資してみたいという人も少なくないでしょう。

ただ、実際の株価分析の結果は投資に良いタイミングと言えるものなのでしょうか。

また、配当金や株主優待、そして直近の売上状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回はヤマハの株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ヤマハ(7951)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ヤマハ(7951)の株価分析

ヤマハの事業内容

ヤマハの主力事業は楽器と音響機器です。

総売上高に占める割合は楽器が約6割、音響機器が約3割です。

そのほかヤマハは音楽教室や音響機器から派生した電子部品事業も手掛けていますが、こちらはあくまでも戦略事業です。

今のところはヤマハの主力事業にまでは成長していません。

株価分析の際には楽器と音響機器事業の業績を中心に見ていけば良いでしょう。

ちなみに、ヤマハと聞くとバイクをイメージする人も少なくないでしょう。

しかし、バイクの製造元はヤマハではなくヤマハ発動機。

ヤマハ発動機はヤマハの発動機部門が分社化したものです。

現在もロゴやブランドはほぼ同じで株式の持ち合いもありますが、基本はまったくの別会社です。

投資の際はグループ企業のように混同しないように注意しましょう。

ちなみに、ヤマハとヤマハ発動機のロゴはよく見ると細かな違いがあります。

特に「M」の字を比べると違いは顕著です。

興味のある人はぜひとも両者を見比べてみてください。

ヤマハの売上の状況

ヤマハの2020年3月期の通期連結売上高は4,142億円。

そこから経費などを引いた経常利益は472億円です。

この売上高は前期比で4.6%の減少です。

新型コロナウィルスの感染拡大にともなう影響のほか、為替のマイナス影響も業績悪化の要因となりました。

具体的には楽器事業が209億円、音響機器事業が53億円の売上減です。

また、2021年3月期の通期売上高についてはヤマハは前年比で14.3%減の3,550億円と予想しています。

ヤマハは第三四半期以降、新型コロナウィルスの影響も緩和されると予測していますが、いまだ予断は許さない状況です。

いましばらく業績動向には注意しておいたほうが良いでしょう。

特に為替レートには要注意です。

ヤマハは2021年の業績予想に際して為替レートを1ドル=108円と想定しています。

為替については予測は難しいですが、これはやや楽観的な印象です。

したがって、為替レートの状況によっては今後業績予測の下方修正がなされる可能性も十分にありえると思われます。

実際の為替レートがあまりにも想定と乖離する場合は警戒しておきましょう。

ヤマハの資産状況

2020年6月期におけるヤマハの総資産は1兆7,769億円。

そのうち株主資本等が占める自己資本比率は36.6%です。

自己資本比率は企業の財務的な健全性をはかる指標。

高いほど安定しているとみなされます。

ヤマハの自己資本比率36.6%はごく平均的な値と言えます。

基本的に株価分析の際に財務面の不安定さを織り込む必要はないでしょう。

ちなみに、ヤマハ発動機はヤマハの株式を保有していますが、その割合は約5%にすぎません。

基本的に資本関係はほぼないものと考えて差し支えないでしょう。

ヤマハの株価分析

ヤマハの株価は新型コロナウィルスを契機に一時急落したものの、現在はほぼ以前の水準まで戻しています。

ただ、いまが良い買い場かというと判断は難しいところです。

中長期で見るとヤマハの株価は6,000円がひとつの天井です。

特に好材料もない現状でこれ以上の値上がりを期待するのは難しいからです。

投資するにしてもある程度長期の保有を前提としておいたほうが良いでしょう。

ヤマハ(7951)の配当金

ヤマハの予想配当金は66円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは1.15%です。

この配当金利回りはやや低めといったところです。

ただ、新型コロナウィルスが拡大する以前のヤマハの配当金は90円でした。

現状はいまひとつの配当金ですが、事態が収束すればそれなりの配当金も期待できるでしょう。

ヤマハ(7951)の株主優待

ヤマハの株主優待はヤマハリゾートのオリジナルギフト券またはヤマハミュージックリテイリングの優待券です。

そして、ヤマハの株主優待は保有株数と保有年数に応じて金額が変わります。

100株以上は1,500円相当、最大では2,000株以上3年以上保有で7,000円相当になります。

また、2020年に関しては例外的に抽選制の株主優待がありました。

内容はヤマハホールコンサートのチケット、レディースオープンゴルフの招待状、ヤマハ関連のCD・ブルーレイディスクなどでした。

ただ、これはあくまでも特別企画です。

例年、内容を変えて実施しているようですが必ずあるとはかぎりませんのでその点には注意しておきましょう。

ヤマハ(7951)の株価分析を競合他社と比較

ヤマハの競合他社としてここではTOAと河合楽器製作所の株価分析と比較してみましょう。

まずはTOAの株価です。

TOAは音響機器の大手。

自治体向けの防災無線なども展開しています。

しかし株価についてはヤマハとは異なりいまひとつ。

回復しつつはありますが、それでもなお低水準です。

楽器事業がないことからもヤマハの代わりの投資先とはならないでしょう。

次に河合楽器製作所の株価を見てみましょう。

河合楽器製作所の株価も軟調です。

同じ楽器事業を持ちながらもヤマハには遠く及びません。

この違いは楽器事業の内訳を見ると理由が分かります。

河合楽器製作所の主力はピアノ。

そのため店舗や学校向け商談が新型コロナウィルスの影響をダイレクトに受けて大ダメージとなりました。

対して、ヤマハはピアノ以外にもギターや管楽器など多彩な楽器を取り扱っています。

また、ギターは管楽器などはピアノとは違い外出自粛による巣ごもり消費で需要が増加しました。

このような違いが同じ楽器事業でありながら株価の明暗を分けたのです。

ちなみに、ヤマハは新しい生活様式に対応していち早くピアノのリモートレッスン技術開発にも着手しています。

こうした対応もまた株価下落を限定的にしていたものと思われます。

ヤマハ(7951)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ヤマハの株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

売上については厳しい数字が続くものの株価は底堅く推移しています。

ただ、中長期で見ても現在の株価はやや高値です。

投資するにしても高値づかみするリスクは捨てきれないでしょう。

とはいえ、ヤマハは高くはないものの安定した配当金が期待できます。

また、株主優待も比較的手厚い内容です。

それらを貰いながら気長に株価上昇を待つというスタイルであれば投資しやすい銘柄と言えるでしょう。