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安川電機(6506)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

安川電機はロボット、メカトロニクスの大手のひとつ。

日本だけではなく中国やアメリカなど国際的に展開しているグローバル企業です。

そんな安川電機へ投資してみたいという人も少なくないことでしょう。

しかし、株価分析の結果は投資に値するものと言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待、直近の売上の状況などはどのようになっているのでしょうか。

そこで今回は安川電機の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

安川電機(6506)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

安川電機(6506)の株価分析

安川電機の事業内容

安川電機は産業用ロボットなどを製造するメーカーです。

その事業領域は大きく分けて「モーションコントロール」「ロボット」「システムエンジニアリング」の3つ。

モーションコントロール事業は電子部品や半導体部品などの製造機械に組み込まれる部品、システムを製造する事業です。

ロボット事業はそのまま製造業の生産現場で使われるロボットを制作する事業です。

安川電機の主力は垂直多関節ロボット。

自動車市場を中心に幅広い分野で利用されています。

システムエンジニアリング事業は鉄鋼プラントや発電所が主なマーケットです。

売上高の比率としてはモーションコントロールが4割強、ロボットが4割弱、システムエンジニアリングが約15%です。

基本的に株価分析の際はモーションコントロールとロボットを見ておけば十分でしょう。

ちなみに、安川電機の英語表記は「YASKAWA」です。

ローマ字表記で本来必要になる「U」がありません。

これはグローバル展開を視野に入れて海外の人でも「ヤスカワ」と発音しやすいようにあえて「U」を抜いているとのこと。

実際、すでに安川電機は世界30ヶ国でビジネスを展開しています。

まさに社名に込められた想いが実現していると言えるでしょう。

安川電機の売上の状況

安川電機の2020年2月期の連結売上高は4,110億円。

そこから経費などを引いた経常利益では246億円です。

また、2021年2月期の通期連結売上高は前期比10.7%減の2,668億円と予測しています。

これは言うまでもなく新型コロナウィルスの影響が甚大です。

また、米中貿易摩擦も安川電機の業績には逆風となっています。

自動車市場の緩やかな回復傾向など一部に明るい兆しはあるものの、本格的に経済活動が回復するまでにはいましばらくの時間を要する見込み。

安川電機にとってもしばらくのあいだは厳しい市場環境が続くでしょう。

もっとも、直近の四半期決算で安川電機は業績予測を上方修正しています。

楽観視はできませんが、そこまで悲観的な見方をする必要もないでしょう。

安川電機の資産状況

2020年5月期における安川電機の総資産は4,517億円。

自己資本比率は49.0%です。

自己資本比率は総資産のうち株主資本等が占める割合。

高いほど財務的に安定しているとみなされる指標です。

安川電機の自己資本比率49.0%は十分に高い数字です。

期中に借入金の増加などはありましたが、それほど問題となる金額でもありません。

株価分析の際に財務的な部分を心配する必要はないでしょう。

安川電機の株価分析

安川電機の株価はいまひとつ方向感が出ていません。

しかし、直近の決算発表を受けて上昇トレンドに乗った兆しが見て取れます。

比較的割安な今のうちに投資しておくのも悪くないでしょう。

なお、新型コロナウィルス以前に安川電機の株価は一度急落しています。

これは決算発表による業績予測の下方修正が原因です。

しかし、今回の決算発表に際しての業績予測は決して楽観的な想定ではない印象です。

たとえば安川電機のようなグローバル企業は為替レートが業績に大きく影響してきます。

そして今回の安川電機の業績予測は1ドル104円とかなりの円高を想定しています。

為替は読めないところもありますが、ふたたびの決算で失望売りが出る可能性は低いと思われます。

安川電機(6506)の配当金

安川電機の予想配当金は24円。

投資額に対するリターンの割合である配当金利回りは0.52%です。

この配当金利回りはお世辞にも高いものではありません。

仮に安川電機へ100万円分投資したとしても配当金は5,200円です。

今期は配当金に関してはあまり期待しないほうが良いでしょう。

ただ、新型コロナウィルスの影響が出る前の安川電機の配当金は52円でした。

事態が収束すればそれなりの配当金を期待しても良いでしょう。

安川電機(6506)の株主優待

安川電機に株主優待はありません。

産業用ロボット製造という安川電機の事業内容を考えると株主優待がないのも無理からぬことでしょう。

ただ、どうしても株主優待を貰ってみたいという人もいるかも知れません。

そこでおすすめの銘柄が東日本旅客鉄道、JR東日本です。

JR東日本の株主優待は運賃の4割引。

株価も6,000円台と安川電機より少し高い程度です。

新型コロナウィルスにより急落する以前のJR東日本の株価は11,000円程度。

今の株価はほぼ半値です。

旅行が趣味の人にとって現在はかなり安く株主優待を手に入れるチャンスと言って良いでしょう。

安川電機(6506)の株価分析を競合他社と比較

安川電機の競合他社としてここでは三菱電機とファナックの株価分析と比較してみましょう。

まずは三菱電機の株価です。

三菱電機の株価はいまひとつ冴えていません。

しかし、直近では緩やかな回復傾向の兆しも見られます。

株価も1,400円程度と手頃です。

安川電機へは資金力の問題で手が届かないという人は代わりに投資するのも良いでしょう。

次にファナックの株価を見てみましょう。

ファナックは工場の自動化設備に強みを持つ製造機器メーカー。

産業用ロボットでも世界的な大手のひとつです。

それゆえかファナックの株価は安川電機とかなり似た動きをしています。

実はファナックの株価については中期的には回復するものの、短期では20,000円近くでしばらくもみ合うのではと予想していたところです。

しかし、直近の決算発表で業績予測を大幅に上方修正。

株価も急騰しました。

こうした株価の動きを見るとやはり各業界で新型コロナウィルスの影響は未知数ということが分かります。

この冬にかけて世界の感染状況と経済活動がどのようになるのか注意して見ておきましょう。

安川電機(6506)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

安川電機の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については厳しい売上状況でありながらも直近の決算発表を受けて上昇基調。

予断は許しませんが、投資には悪くないタイミングと言えそうです。

一方で安川電機は今期の配当金を減額。株主優待ももともとありません。

業績が回復すれば配当金も増額するでしょうが、それでも平均的な利回りです。

安川電機へ投資するときは基本的には副次的なリターンではなく純粋な株価上昇を狙っていくようにしましょう。