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ゆうちょ銀行(7182)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ゆうちょ銀行は郵便局の民営化にともない誕生した銀行。

郵便局のブランド力は衰えず、いまもなお多くの人がゆうちょ銀行を利用しています。

そんなゆうちょ銀行へ投資してみたいという人も少なくないでしょう。

しかし、実際のところゆうちょ銀行の株価分析は投資に値する結果と言えるのでしょうか。

また、配当金や株主優待はあるのでしょうか。

そこで今回はゆうちょ銀行の株価分析と配当金、株主優待について分かりやすく解説していきます。

ゆうちょ銀行(7182)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説

ゆうちょ銀行(7182)の株価分析

ゆうちょ銀行の事業内容

言うまでもなく、ゆうちょ銀行の事業内容は銀行業務です。

郵便局にはゆうちょ銀行の窓口以外にも郵便配達などの窓口もありますが、それらはゆうちょ銀行の業務ではありません。

郵便は日本郵便株式会社、保険は株式会社かんぽ生命保険、銀行は株式会社ゆうちょ銀行が運営しています。

それらに日本郵政株式会社を加えたものが日本郵政グループ。

運営は違えどほぼひとつの事業体のようなものです。

ちなみに、ゆうちょ銀行へ預けるお金は「貯金」、それ以外の銀行に預けるお金は「預金」という違いがあります。

ただ、これはゆうちょ銀行が郵便局だったころの名残にすぎません。

現在はゆうちょ銀行の貯金も銀行預金と同じ法律のもとで運用されています。

仮にゆうちょ銀行が破綻したとしても銀行と同じく預金保険法の制度の対象となります。

なお、JAに預けたお金もまた「貯金」と呼びますが、こちらは預金保険法ではなく貯金保険法の対象です。

たいした違いではありませんが、教養として知っておくとどこかで役に立つかもしれません。

ゆうちょ銀行の売上の状況

ゆうちょ銀行の2020年3月期決算の売上高は1兆7995億円。

経費などをのぞいた経常利益は3,791億円です。

ゆうちょ銀行は上場後、断続して減収減益を続けています。

新型コロナウィルスの影響だけではなく経営自体もあまり芳しくないというのが事実です。

また、ゆうちょ銀行が貯金の大半を日本国債で運用していることも減収減益の大きな原因のひとつです。

日本は現在も超低金利政策を継続しているため運用収入が得られず収益も上がっていないからです。

日銀が低金利政策をつづけるかぎり、ゆうちょ銀行の業績は厳しいままでしょう。

そして日本を含めた世界の低金利政策の出口はまだ見えていません。

ゆうちょ銀行の先行きは不透明です。

ゆうちょ銀行の資産状況

ゆうちょ銀行の2020年3月決算における総資産は210兆9108億円。

三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクと引けを取らない資産です。

総資産に占める資本金と株主資本等の割合である自己資本比率は4.3%。

自己資本比率は財務健全性を表す指標です。

ゆうちょ銀行の4.3%は金融事業ではごく平均的な数値です。

銀行が倒産することも十分にありえる時代のため絶対に安心とは言えませんが、財務的には十分に安定した経営をしていると言えるでしょう。

ゆうちょ銀行の株価分析

ゆうちょ銀行の株価は上場当初は公開価格1,400円を大きく上回る値をつけましたが、それ以降軟調に推移しています。

いまでは公開価格1,400円を大きく下回る800円程度まで下落してしまいました。

短期で見てもこの傾向は代わりません。

いまだ下げ止まったとは言い切れず底が見えない状況です。

一応、800円が下値とも見えますのでゆうちょ銀行へ投資するつもりの人はそのあたりを目安とすると良いのではないでしょうか。

ゆうちょ銀行(7182)の配当金

ゆうちょ銀行の予想配当金は25~50円。

投資額に対するリターンである配当金利回りは2.89%です。

配当金の利回りで見ると悪くない数字です。

ゆうちょ銀行の現在の株価は800円~900円。

売買単位も100株なので10万円程度もあれば手軽に投資できるところも評価できます。

10万円投資して5,000円程度の配当金と考えるとまずまずと言えるでしょう。

ただ、後述しますが他のメガバンクの配当金はさらに高い利回りです。

あえてゆうちょ銀行を投資先に選ぶ理由がないというのが正直なところです。

なお、ゆうちょ銀行は中期経営計画において配当政策として2020年までは年間50円の配当金を掲げていました。

2021年以降の配当政策がどうなるか気になるところです。

ゆうちょ銀行(7182)の株主優待

ゆうちょ銀行に株主優待はありません。

昨今、株主優待は株主還元への公平性の観点から廃止する企業も珍しくありません。

そのため、ゆうちょ銀行が今後株主優待制度を開始する可能性も低いと思われます。

株主優待を期待して投資したい人は他の銘柄への投資を検討することをおすすめします。

ゆうちょ銀行(7182)の株価分析を競合他社と比較

ゆうちょ銀行の競合他社としてメガバンク各社の株価分析を比較してみましょう。

まずは三菱UFJフィナンシャルグループです。

三菱UFJフィナンシャルグループの株価もゆうちょ銀行と同様に軟調です。

ただし、価格は400円~500円と手頃なうえに配当金利回りも5.66%と破格です。

配当金目当てに投資するにしてもゆうちょ銀行を選ぶ理由がありません。

次にみずほフィナンシャルグループです。

ほぼ同じ値動きですが、ゆうちょ銀行とは異なり反転の兆しが見えます。

単価も100円台と安く配当金利回りも5.36%と好条件です。

やはりこちらもゆうちょ銀行以上に投資しやすい銘柄と言えるでしょう。

最後に三井住友フィナンシャルグループです。

値動きとしてはみずほ、三菱とほぼ同じですが、配当金利回りが6.14%と他行よりも優れています。

ただ、単価が高いため他の銘柄よりも投資には資金力が必要になります。

とはいえやはり、単価以外はゆうちょ銀行よりも投資しやすいものとなっています。

総じて、全体的に同じ金融事業であっても、ゆうちょ銀行の株価分析だけが他行と異なる動きをしていることが分かります。

また、配当金利回りも他行にくらべてやや条件がよくありません。

郵便局のブランド力は個人にとっては魅力的ですが、こと株価分析においてはその神通力も通用していません。

現状、ゆうちょ銀行は投資先としては慎重な判断をせざるを得ない銘柄と言えるでしょう。

ゆうちょ銀行(7182)の株価分析と配当金・株主優待を分かりやすく解説 まとめ

ゆうちょ銀行の株価分析と配当金、株主優待について解説してきました。

株価については上場依頼から値を下げ続け公開価格の1,400円を大きく下回る800円台にまで下落してしまいました。

そしてまだ底が見えない状況です。

株主優待はなく配当金も50円と平均的な水準です。

また、事業規模を並べるメガバンクと比較するとゆうちょ銀行の条件に魅力はほとんど見られません。

今のところ、ゆうちょ銀行は良い投資先とは言えないというのが率直な印象です。

投資するにしてももう少し様子見することをおすすめします。