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NISAの米国株(アメリカ株)を分かりやすく解説

子供の進学費用や老後の生活費、親の介護資金など将来の資産形成のためにNISAを始めてみたいという人も多いのではないでしょうか。

NISAでは複数種類の投資商品を運用できるようになっていますが、その中でも米国株(アメリカ株)に興味を持っているという人もいるでしょう。

しかし「NISAで米国株(アメリカ株)に投資するのがおすすめ」というクチコミなどを耳にすることは多くても、実際に米国株(アメリカ株)とはなんなのかや、米国株(アメリカ株)に投資するとなぜ良いのかがよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、NISAで投資可能な米国株(アメリカ株)を分かりやすく解説していきます。

NISAの米国株(アメリカ株)を分かりやすく解説

NISAや一般投資を行っている人のクチコミなどをみていると、「米国株(アメリカ株)が爆上げした」とか「米国株(アメリカ株)に投資しておけば間違いない」というものがいくつもみられます。

そのため投資経験なしでこれからNISAを始めたいという人であれば「とりあえず米国株(アメリカ株)に投資すればいい」と考えてしまう人もいるようです。

しかし実際にNISAで米国株(アメリカ株)も色々なタイプや豊富な種類があるので、米国株(アメリカ株)についてしっかり学んだあとに投資していくのがよいでしょう。

NISAの米国株(アメリカ株)とはなんなのか?

そもそも米国株(アメリカ株)とは、言葉の通り米国(アメリカ)企業の株のことを指しています。

日本にも日本株と呼ばれているものがあり、証券会社を通じて株の売買を行うことが可能です。

日本株は株式公開されている日本企業の株という意味になりますので、たとえば以下のようなものがあります。

  • 任天堂
  • イオン
  • 日清食品ホールディングス
  • ライオン
  • 吉野家ホールディングス
  • ビックカメラ
  • 伊藤園
  • 小林製薬

など。 このように誰もがサービスや商品を買ったり利用したことがある日本の企業が発行している株券を日本株と呼びます。

対する米国株(アメリカ株)とは、世界最大の経済大国と呼ばれるアメリカ合衆国の企業が発行している株券であり、世界最大級の証券取引所と呼ばれるニューヨーク証券取引所やナスダックなどで取引がされているのです。

米国株(アメリカ株)はアメリカの企業の株ですので、たとえば以下のようなものがあります。

  • Amazon
  • Google
  • Apple
  • コカコーラ
  • ジョンソンアンドジョンソン
  • マイクロソフト
  • ズームビデオコミュニケーションズ
  • ステラ
  • P&G

など。 米国株(アメリカ株)を発券している企業に関しても、普段の生活で利用している企業が多いという人も多いのではないでしょうか。

NISAの米国株(アメリカ株)の種類

日本株の場合、東京証券取引所に上場している企業の発券する株が日本株として取り扱われています。

しかし米国株(アメリカ株)の場合は取引市場が複数あるため、どの取引所に上場している企業の株券なかによっても個性があるというのが特徴です。

たとえば時価総額で世界最大といわれているニューヨーク証券取引所では、長年日本でも親しみがある以下のような企業の株が取り扱われています。

  • ウォルトディズニー
  • コカコーラ
  • ナイキ

など。 一方、企業の年数的には比較的新しめでも成長力のある新興企業と呼ばれる企業の株券が集まっているのがナスダックです。

ナスダックでは以下のような企業の株が取り扱われています。

  • アップル
  • Google
  • Amazon

など。 米国株(アメリカ株)をNISAで購入する場合には、「どの米国株(アメリカ株)を選んでいいのかわからない」という人も多いと思いますが、自分が普段から利用している企業の株など、馴染みやすいものから購入してみると米国株(アメリカ株)の勉強もしやすくなっておすすめです。

米国株(アメリカ株)ではないがNISAではアメリカの株式指標への投資も可能

またNISAでは、正式には企業の発券する株券というわけではありませんがアメリカの株式指標へ投資を行うこともできるようになっています。

「株式指標」といわれると難しく感じてしまうかもしれませんが、経済指標とは「ダウ平均」や「S&P500」と呼ばれるものであり、名称を聞いたことがあるという人もいるでしょう。

たとえば「ダウ平均(NYダウ)」とはニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している30企業の代表銘柄の平均指数のことを指し、ダウジョーンズ社がしています。

また「S&P500」とは、ニューヨーク証券取引所やナスダックなどに上場している500企業の代表銘柄の平均指数のことを指しており米国株(アメリカ株)全体の動向を示す重要な指標として取引を行うことが可能です。

NISAで米国株(アメリカ株)を買うなら開設する口座タイプや利用する金融機関をしっかり下調べすること

NISAでは米国株(アメリカ株)も米国の経済指標もどちらも投資商品として取引を行うことができます。

ただしNISAで米国株(アメリカ株)や米国の経済指標に関する取引をしたいのであれば、開設するNISAの口座タイプやNISA口座を開設する金融機関に注意しなければなりません。

まず開設するNISAの口座タイプですが、NISAには以下の3タイプがあります。

  • NISA(一般NISA)...20歳以上の日本居住者が利用可能
  • つみたてNISA...20歳以上の日本居住者が利用可能
  • ジュニアNISA...0〜19歳までの日本居住者が利用可能

この中で米国株(アメリカ株)を単体で購入できるのは「NISA(一般NISA)」または「ジュニアNISA」であり、「つみたてNISA」では米国株(アメリカ株)を個別に購入することはできません。

米国株(アメリカ株)の経済指標であれば3タイプいずれの口座タイプでも取引可能です。 また、NISA口座を開設する証券会社や銀行などによっては、米国株(アメリカ株)自体の取扱がないところもあります。

「マネックス証券」「SBI証券」「楽天証券」などであれば米国株(アメリカ株)も豊富に取り扱っていますのでチェックしてみてくださいね。

NISAの米国株(アメリカ株)を分かりやすく解説まとめ

今回は、NISAで投資可能な米国株(アメリカ株)を分かりやすく解説してきました。

米国株(アメリカ株)は、今後も価格の上昇が見込めるNISAでも人気の投資商品の1つです。

まずは米国株(アメリカ株)とはなんなのかをしっかり抑えた上で、自分の身近な企業から投資してみるのがよいでしょう。