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NISAの退会方法(解約方法)とやめ方を分かりやすく解説

現在NISAを利用している人の中には、「利用している口座の使い勝手が悪い」「含み損がふくらんでいる」「急にお金が必要になったので引き出したい」などの理由でNISAを退会(解約)したい・やめたいと考えている人もいるでしょう。

NISAは加入する人が多いものの、途中で退会(解約)したという人の話はあまり聞いたことがないという人も多いと思います。

しかしNISAでは非課税期間の途中であっても投資資金や収益を引き出すことが可能ですが、いくつかの注意点などもありますのでNISA口座を退会(解約)する前にしっかり確認しておく必要があります。

そこで今回は、NISAの退会方法(解約方法)・やめ方や、やめる時の注意点などについて分かりやすく解説していきます。

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方を分かりやすく解説

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方を行う前に検討しておくべきこと

NISA口座の退会方法(解約方法)・やめ方はそれほど難しいものではなく、所定の手続きを完了させれば終了となります。

しかしNISA口座を退会(解約)して口座を抹消した後に、再びNISA口座を始める可能性があるのであれば、口座を抹消せずにそのまま使わず放置しておいたほうが良い場合もあるでしょう。

NISA口座の退会手続き(解約手続き)を行う前に、以下の項目について検討しておきましょう。

NISAでの資産運用で収益が出ない・損失が出たため退会(解約)したいという場合

NISAで注文した投資銘柄で収益が思うようにでない、儲からない、損失が出てしまったなどの理由でNISA口座を退会(解約)したいという人もいるでしょう。

特に投資を初めたばかりの人などの場合、少しでも元本が目減りしてしまうと慌ててNISA口座の退会(解約)を考えてしまう人もいるようです。

しかし基本的に株式などのレートは上がったり下がったりと波を描きながら動いていくものですので、今日価格が下がってマイナスになったとしても、翌日にはプラスに転じる可能性もゼロではありません。

それでも含み損が大きくなりすぎて巻き返せないほどになりNISA口座の退会(解約)を考えているという人であれば、一旦保有している銘柄を売却し、新たな銘柄を購入してみるというのも1つの方法です。

NISA口座は一度退会(解約)しても再開することが可能ですが、退会(解約)した年に非課税投資枠を使って投資してしまっている場合には、他の金融機関のNISA口座であってもその年に再開することはできませんのでしっかり検討してください。

今利用している金融機関のNISA口座に原因があるため退会(解約)したいという場合

現在利用しているNISA口座が使いにくいために退会(解約)したいという場合には、他の金融機関が取り扱うNISA口座に変更することも可能です。

ただし退会(解約)した年に非課税投資枠を使って投資してしまっている場合には、他の金融機関のNISA口座への変更はできませんので注意してください。

NISAでの資産運用方法が合わないため退会(解約)したいという場合

現在NISAで運用しているが、イマイチ運用方法が自分には合っていないという人の場合、つみたてNISAへの変更が可能です。

またつみたてNISAを運用中の人が、もっと投資可能枠を広げたいという場合などもNISAに変更することができるようになっています。

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方を行う前の準備

NISA口座の退会方法(解約方法)・やめ方を行うのであれば、あらかじめ退会(解約)するための口座の準備が必要になります。

NISA口座の退会(解約)を行う場合、事前にやっておくべきことは口座開設している証券会社や金融機関によっても若干の違いがあるでしょう。

しかし基本的にはどのNISA口座でも以下の準備をしておく必要があります。

  • NISA口座残高の引き出し
  • 新規注文の取り消し

通常NISA口座残高がある場合や注文が残っている場合にはNISA口座の退会(解約)手続きはできません。

しかし万が一、残高が残った状態でNISA口座の退会(解約)が完了してしまえば、口座残高や注文がそのまま抹消されて復元できなくなる可能性もあります。

NISAの退会(解約)を行うのであれば事前に口座残高の出金手続きと注文の取り消しをしっかり行っておきましょう。

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方

NISA口座の退会方法(解約方法)・やめ方は、NISA口座を開設している証券会社や銀行などによっても手続きに違いがあるでしょう。

しかし基本的にどのNISA口座であっても、証券会社や銀行が定める退会(解約)手続きを行った上で本人確認書類などによる本人確認を行い退会(解約)が完了となり、正式にやめることができるという手順になります。

窓口のある銀行や証券会社でNISA口座の退会(解約)手続きを行うのであれば、利用している銀行や証券会社で「非課税口座廃止届出書」などを書いて提出することになるでしょう。

ネット証券などの場合には、ネット上で退会(解約)手続きが完了するところもあります。

またNISA口座の退会(解約)手続きが完了すると口座を開設していた金融機関(銀行や証券会社)から「非課税口座廃止通知書」または「管理勘定廃止通知書」を渡されますので大切に保管しておきましょう。

金融機関から渡された「非課税口座廃止通知書」または「管理勘定廃止通知書」は、NISA口座を再開する時に必要な書類となります。

「NISA口座を再開させることはない」という人でも、将来的に状況が変化した時に必要になることもあるので保管しておくのがおすすめです。

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方の手続きが完了した後でも口座を再開させることが可能

NISA口座の退会方法(解約方法)・やめ方の手続きを行ってNISA口座が抹消しているという人でも、何かしらの理由で再びNISA口座を再開させたいという人もいますよね。

NISAは、一度口座の退会(解約)手続きを行って口座がない状態であっても、非課税期間が残っていればNISA口座を再開させることは可能です。

NISA口座を再び開設する場合には、再び口座を取り扱う金融機関を自由に選ぶことができます。

また再度NISA口座を開設する場合には、一度NISA口座を退会(解約)した時に渡された「非課税口座廃止通知書」または「管理勘定廃止通知書」が必要になりますので準備しておいてください。

NISAの退会方法(解約方法)・やめ方を分かりやすく解説まとめ

今回は、NISAの退会方法(解約方法)・やめ方や、やめる時の注意点などについて分かりやすく解説してきました。

NISAは口座を開設している金融機関の指示に従って退会方法(解約方法)をすすめることで、比較的簡単に退会(解約)できるようになっています。

ただし、一度NISAを退会(解約)して再び口座を開設する場合には、手続きや利用可能何数などの条件が変化している場合がありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。