これから投資を始めてみたいという人や、投資の知識がなくて資産運用を始めることに不安を感じているという人におすすめなNISA。
そんなNISAをこれから始めてみたいという人の中には、NISAで複数口座を開設して運用したいという人もいるのではないでしょうか。
NISAは投資で得た収益に対して税制の優遇があるため、投資先や目的などによって複数口座で運営したいという人もいますよね。
そこで今回は、NISAの複数開設について分かりやすく解説していきます。
NISAの複数開設を分かりやすく解説
NISAの複数開設はできない!1人1口座が原則
NISA口座を複数開設して運用を行っていきたいという人もいると思いますが、NISA口座は原則1人1口座です。
つまりNISA口座の複数開設はできません。
またNISAには、2021年現在以下のようなタイプのNISA制度が導入されています。
- NISA(一般NISA)...20歳以上の日本国居住者が利用可能/投資のタイミングは不定期・積立どちらも可/年間の非課税投資枠最高120万円/非課税期間は最長5年/投資可能商品は国内外の上場株式・株式投資信託、ETF、Jリートなど
- つみたてNISA...20歳以上の日本国居住者が利用可能/投資のタイミングは積立のみ/年間の非課税投資枠最高40万円/非課税期間は最長20年/投資可能商品は国の条件を満たした株式投資信託・ETFのみ
- ジュニアNISA...0歳~19歳以上の日本国居住者が利用可能/投資のタイミングは不定期・積立どちらも可/年間の非課税投資枠最高80万円/非課税期間は最長5年/投資可能商品は国内外の上場株式・株式投資信託、ETF、Jリートなど
この3つのNISA制度の中で20歳以上が利用できるNISAには「NISA(一般NISA)」と「つみたてNISA」の2種類があり、それぞれ専用口座を開設して利用する必要があるのです。
しかしNISAは1人1口座が原則となりますので「NISA(一般NISA)」と「つみたてNISA」口座を1つずつで合計2つ開設することもできません。
つまり20歳以上の人がNISAを利用するのであれば「NISA(一般NISA)」または「つみたてNISA」のどちらかを選択して口座開設を行う必要があります。
NISAの複数開設を誤ってしてしまった場合にはどうなるのか?
NISAの専用口座の複数開設は原則できなくなっています。
そのためすでにNISA口座を保有している人が他のNISA口座開設の手続きを行っても、口座開設のタイミングではじかれて口座開設できないというのが通常です。
しかし1つめの口座を開設したタイミングなどによっては、本来不可能な2つめのNISA口座が開設できてしまうという事例も過去にはあるようですね。
このように口座開設の手続き上のミスなどによりNISA口座の複数開設があった場合でも、後に複数開設した口座は一定のルールに従って口座が1つに絞られることになるでしょう。
NISAの複数開設はできないが工夫次第で複数運用も可能
NISA口座は1人1口座となっているため原則として口座の複数開設はできません。
しかし工夫次第でNISA口座を複数開設し資産運用しているという人もいるようです。
NISAを複数開設して運用している人の事例1:夫婦で1口座ずつNISAを開設する
報告させてください✨
2019年11月に妻(当時は彼女)と一緒に始めたつみたてNISAの投資額が夫婦合算で100万円を突破しました🎉 非課税を全く活用できず後悔したり、周りの人と比べて焦ることもありましたが、自分達は自分達と割り切って一つの目標を達成できました🙌 今後もマイペースで頑張ります😊 — タコアキ@積立投資×新米パパ (@takoaki_a30) February 16, 2021
NISA口座は1人で複数開設することはできません。
そのため夫婦などのパートナーがいる人であれば、ペアで2つのNISA口座を運用していくという方法を活用している人が多くなっています。
例①
- 夫:つみたてNISA
- 妻:つみたてNISA
例②
- 夫:NISA(一般NISA)
- 妻:つみたてNISA
例③
- 夫:NISA(一般NISA)
- 妻:NISA(一般NISA)
一般NISAとつみたてNISAの年間の投資可能額はそれぞれ異なりますので、夫と妻の年収などに合わせてNISAを組み合わせ1世帯単位としてNISA口座の複数開設をして運用を行うことが可能です。
NISAを複数開設して運用している人の事例2:家族で1口座ずつNISA口座を開設して運用する
最近リアルの友達数人から株についての質問が増えてきました! 教えているうちに自分の家で見直した方がいいところが見つかることも😊
去年までは自分の口座だけでつみたてNISA、iDeCo満額以外は全て特定口座でやってたけど妻のつみたてNISA、子供2人分のジュニアNISAも始めれました🍀 — はおと🍀節約×投資×副業 (@haoto2021) February 21, 2021
NISA口座の複数開設は夫婦やパートナー間だけではなく、20歳未満の子供の口座を開設しさらにNISA口座の複数運用を行っているという人もいるようです。
例
- 夫:NISA(一般NISA)
- 妻:つみたてNISA
- 長男:ジュニアNISA
- 次男:ジュニアNISA
1世帯に住む人であれば未成年でもジュニアNISAを使ってNISAでの資産運用ができますので、利用している人も多くなっています。
NISAの複数開設はできないがNISA+iDecoは可能
NISA口座の複数開設はできませんので、口座の複数開設を行う場合には家族やパートナーと共に運用していくというのが主流の方法です。
しかし一人で税制の優遇が利用できる資産運用を最大限活用していきたいのであれば「NISA+iDeco」での運用がおすすめです。
iDeCoかNISAかどっちかがいいってわけじゃなくて、余裕がある方は両方したらいいんですよ。 iDeCoも資金ロック気にしなければしたほうがいいんですから。
— ジン@配当100万達成&優待投資💹 (@jin_walletplus1) July 25, 2019
iDecoとは自分で積み立てる年金制度のようなもので、NISAとは違い積立資金の全てが所得控除の対象となり、住民税や所得税への節税効果が期待できます。
60歳以上にならないと引き出しできないというデメリットはあるものの、NISA同様に将来の資産づくりの1つの方法として活用できるでしょう。
NISAの複数開設を分かりやすく解説まとめ
今回は、NISAの複数開設について分かりやすく解説してきました。
NISA口座は複数開設することができず、1人1口座までに限定されています。
ただし、家族の協力を得ることで世帯単位でNISA口座の複数開設ができるようになったり、NISAとiDecoを併用して投資による節税対策を行うなどの方法が活用可能です。